+I want be you!!(14-years-old)+ やっと、仕事にキリがついたー! 手を上にあげて体を伸ばしていると、兄様に笑われた。(というか見られた!!) 「疲れましたか?」 「う・・・うん。ずっと書簡に目をしてたから・・・」 そう、なぜか私は馬超の書簡をやってた。 なんかね、用事があるから頼むって兄様に渡してて、でも兄様も自分のがあるから出来なくて・・・ そのまま流れてきたわけですよ。 しっかり文字練習してきてよかった!そうじゃなきゃ書けないとかねぇ・・・? 「そうですね・・・・あ、は武道はやったことがありますか?」 「先生のところで槍は習って、少しはできるよ?」 「それでは修練場に行きましょうか。多分星彩殿と関平殿はいるでしょうし・・・馬超殿もそこでしょう。」 「修練場行くって言っても武器家においてきて持ってないよ?」 「置いてあるの借りればいいですよ。」 久しぶりに思いっきり体が動かせることが少し楽しみだった。 あと、張飛様の娘の星彩様に会うのも楽しみ。 蜀で有名な女将だから・・・それに綺麗だって有名なんだよね!! 「あれ姜維、と・・・・・?」 修練場に向かう最中に後ろから声を掛けられた。 「妹のです。」 「ああ、貴女が噂の・・・私は星彩。よろしくね。」 振り向いて、動きは停止。 だってこの綺麗さというか、妖美さ? しかもすらりとしてて、背丈もあるし・・・あこがれるよ・・・っ 「は、はい!よろしくお願いします!」 差し出された手を握り返した。 「ふふ、可愛いのね。よかったら星彩って呼んでくれる?私もって呼びたいから。」 「星彩・・・様。」 「星彩、ね??」 「・・・・・星彩」 「うん。敬語もいらないから」 星彩って呼び捨て!!でも、優しいなぁ・・・ 「で姜維はどうしたの?」 「も大分慣れてきたので武をやらせようかと。一応槍は使えるみたいですし。」 「へぇ・・・じゃあ私と手合わせ願えるかしら?」 「!・・・・えっと、よろこんで!」 将だけあって強いだろうけど・・・・強い人と戦うのは嫌いじゃない。 だって楽しいし・・・ね!! 「じゃあ行くわよ。」 「はいっ!」 しばらくはそのまま星彩と槍を交えた。 「姜維殿!あそこで星彩殿とやり合ってるのが妹でござるか?」 「関平殿、そうですよ。です。」 「やるな・・・背の低いのを利用して懐に潜り込み敵を突いていく・・・」 「本当に・・・女官よりも兵卒にさせるべきでしょうか・・・」 しかし・・・戦いで傷ついて欲しくないのも本音だ。 さて、どうするべきでしょうか・・・・ 「勝負あったわね。」 「うう・・・・参りました。」 つ、疲れた!!流石、将なだけあって強い・・・ 「強すぎですよ・・・・・・速くて追いつくの精一杯・・・・・・・」 「追いつけるだけで凄いわ?あれ、関平に馬超殿までいる。」 壁のほうを見て星彩が呟いた言葉に、座り込んでいた体を一気に起こした。 ぐるんと馬超がいる方向を見て、一気に走っていく。 もう仕返ししてやるんだから!! 「馬超!!よくも書簡を!!」 自慢の脚力で飛び蹴りを食らわせようとするものの、避けるから追いかけるようにして回し蹴りをする。 今度はしっかり馬超の顔に決まった。(よし、鈍ってない!!) 「痛って・・・・普通、女がそんなことするのか?」 「普段はしないよ!でも馬超が書簡押し付けたんでしょ!!」 ギャーギャーと騒ぐ。 ああ、もう公私なんて知らない!! 尊敬できる人にしか敬語使ってやんない!(あとそこそこ大人な人には使うけど!) 「馬岱殿、馬超殿の居場所分かりましたね。」 「ええ・・・迷惑を掛けました、趙雲殿。」 そのあと馬超を馬岱さんが引き取りに来て、騒ぎは一旦収まったけれど、 途中で馬超が言ったお子様体系っていうのは許せない! いつか見返してやるからね!! ------------------------------------------------------------ あはー、口調分からないのに書いていく私って・・・! 星彩はホントかっこいいし、綺麗だと思いますー そしてあの髪型も、すきー。 さて次はこの3年後くらいかな? 17歳くらいめざして。 (08.02.22)