+Listend from brother!!(14-years-old)+






女官として姜維兄様のもとで働くようになって数ヶ月が経った。


「姜維様、あとこの書簡だけです。」

「わかりました。」




公私を分けるために、仕事中は私も兄様と呼ばずに敬語!

だから大分敬語も得意になったんだ!!



いろんな人と会ったけれど、いまだに趙雲様と馬超様に会えない。

運がないのかなぁ・・・・






「この後は、お茶をされるんでしたね。この部屋をお使いになられるのですか?」



「はい、今回は私の部屋に来ると言っていましたし・・・

ああ、そうだ。馬超殿がに会いたいと申していましたので、お茶はの分をいれて4つお願いします。」



「私も・・・ですか?」




「ええ、ほら前にが言っていたでしょう?馬超殿や趙雲殿はどんな人か、と。

それに、私の妹だと言ったら会いたいと申されまして、何か用事が入っていますか?」




「い、いえ。それではその書簡が終わる頃を見計らって準備させていただきます。」



「お願いします。」






う、うそ!!月英様が薦めてきた趙雲様と馬超様がくるの・・・?!



でも同年代らしいから、そこまで緊張しなくて大丈夫・・・かな。






それから少しして兄様が書簡を終わりそうだから、お茶の準備をしはじめる。

兄様以外にお茶をいれるのって案外初めてかもしれない!




まずくなりませんように・・・!!















「姜維殿、失礼しても?」



「はい、大丈夫ですよ。」




お茶を持ってくると、すでに人が増えてた。



2人とも・・・背が大きくていいなぁ・・・

それに・・・あの髪の長い人のほう・・・凄い綺麗な顔してる・・・。






「趙雲殿、馬超殿、こちらが私の妹のです。」


「初めてお目にかかります。姜維様の女官をさせていただいてると申します。

お二人のことはいろいろと姜維様から聞いており、お会いしたいと思っていました。」




なるべく粗相の無いように、慎重に!



軽く頭を下げて、最後はやっぱり笑顔。だって笑ってあいさつされると嬉しくないかな?




視線を2人のほうに向けるけど、反応がない。



あれ!何か失敗したっけ!?





「お二人ともどうしました?」


兄様も不思議に思ったらしく、聞いたところなんでもないと答えられた。






「私が趙子龍です。姜維殿に妹がいることには驚きましたよ。」


「俺は馬孟起だ。」






二人の挨拶に笑って答えて、3人が少し話してるのをいいことにお茶の準備を始めた。


















「・・・本当に、貴方の妹ですか?」

「ああ、しかもあんなにしっかりしてるしなぁ?」

「妹ですよ、ちゃんとした。というか馬超殿?それは私がしっかりしてないと?」


















「皆様、お茶の準備が出来ましたので話の続きはお茶を飲みながらでも・・・」

「ありがとうございます。」




一緒に、と言われているので私もちょこんと兄上の隣に座らせてもらった。

さて・・・話についていけるといいけれど・・・・








「それで、殿はいくつなのですか?」


「14になったばかりです。」




「それではあまり変わらないみたいですし、敬語は無しにしませんか?」






え、結構無理して敬語なのバレてる・・・?




「そ、それは出来ません。立場をわきまえねばならない身ですので・・・」



なんとしても敬語を通さないと怒られてしまう!

それだけは避けたい。





「なんでだ?大して歳も変わらないから大丈夫だと思うが・・・」


「立場など気にせずに話してください。一人の友として。姜維殿には普段敬語ではないのでしょう?」






そうですよね、姜維殿?と趙雲は姜維に振る。


ああ、そこで振っては!と思ったものの既に遅く、そうですねと答えてしまった。



兄様の馬鹿!!何バラしてるの?!




「、趙雲殿達もいいと言っているのだから、普段私と喋るようにして大丈夫ですよ。」




「姜維様のときのように公私を分けろ、ということでしょうか?」







あくまでまだココは公の場よ、!素をまだ出しては!




「ええそういうことです。」









「・・・・・・・・・・うぅ・・・わかった。他の人がいないときは・・・」





どうやら私は趙雲殿と馬超をきちんと友達認識しなければいけないらしい。


ああ、公で癖になって素が出ないようにならなきゃ!





















お茶の途中で女官長がを呼び、席を外した。



「・・・なぁ、姜維殿。」

「どうしました、馬超殿。」






「、狙っていいか?」






「なっ、馬超殿何を!!」


「可愛いから、狙いたくなって当然だろう?なぁ、趙雲?」


「可愛いのは確かですね。」




「趙雲殿も!!」






姜維が赤面するなか、を狙うものはそれぞれに落とす策を考えていた。





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うーん。趙雲とかさ、口調わかんなくなる。
そして当サイトの姜維はBASARAの(白)幸村のような性格。
ヘタレ万歳。
ちなみにまだ皆まだまだ若いです。ゲームの歳より4歳ほど若いです。

それにあまり変わらないと言いましたが、実際・・・5〜7歳違いますよね・・・;

(08.02.20)