初めて貴方を見たのはまだ私も貴方も学生だった頃。



凄く強くて、剣豪までも倒しちゃうような凄腕の貴方に憧れてた。


最初は、殺人を楽しむって聞いて怖いと感じていた。








だけど、少しずつ強さを求めた貴方に惹かれて、貴方が入ったヴァーリアに私も入ったの

ヴァーリアに入って、久しぶりに貴方合ったとき凄く驚いたのを覚えてる?




そして、私を怒ったのよ



『どうして入ったんだ』と



その場では『強さが欲しいから』って答えたけどね、




本当は貴方を守りたいって思ったからなのよ。


それを言ったらまた怒りそうだから言わないけど、私は愛する貴方の為に死んでも構わないのよ











































私は任務をこなしに行こうと思って、いつもとは違う服に着替えて外に出ようとした


そして玄関で任務から帰った貴方を見つけた。








「おかえり、スクアーロ。今回も早かったんだね」


「おぅ・・・ってゔぉぉぉい、てめぇは何してんだよ」



「何って、仕事行くために外に出ようとしてるけど?」





スクアーロは私の腕を掴んで外へ出るのを拒んだ。




「てめぇ、仕事ねぇんじゃ?」


「そうよ。私のは無いわね。」


「じゃあ・・・どうやったんだよ」




































私は不思議に思っていることがあった。



足手まといにならない程度の強さになった、そしてヴァーリアにも入れた。


だけど、ボスは仕事を回してくれなかった

今では周りに劣らない程度はある。


最初は新人にはくれないのかと思ってたけれど、半年たった今でもこないなんておかしい。


だから私はボスに聞きにいった













「ボス!!どういうこと!?」

「何がだ」

「仕事よ、仕事!!どうして回してくれないの!」

「知ったことじゃねェな」


「ボスッ!!」





「ったく……鮫が回すなってしつけェんだよ」

「スクアーロが…?そう、ねぇスクアーロの仕事無い?」

「あるぜ?」

「それ貰うわ。ボス、ありがとね」


「あぁ」

そうして初仕事を手に入れた


スクアーロが帰る前に出てしまおうと思ったらばったりと出会ってしまったわけだ。




































「奪ったの。スクアーロのをね。」


「ふざけてんじゃねぇぞぉ。俺の獲物は俺のもんだぜぇ?」


「あら、ふざけてるのはアナタよ。ボスから聞いたわよ?私に仕事回さないのはスクアーロのせいだって」



「ゔぉぉぉぃ!!何聞いてんだよぉ!!」


「だから、手を離してくれない?行けないんだけど」





「行かなくていいんだよ」


「仕事するなっていうの?」


「は仕事しなくていいんだよ」

「・・・どうして?」





スクアーロは私の掴んだ腕を引き、私を引き寄せた



急なことで抵抗も出来ず、大人しく私はスクアーロの腕に捕まった。














「傷ついて欲しくねぇ」















スクアーロ・・耳元でそれは卑怯よ


これじゃあ行けないじゃない


バカは私は気持ちが伝わったのかと勘違いして期待も持っちゃうじゃない









「これは仕事よ?」

「それでもだ」




なんて傲慢なのかしら


ただの止める為の嘘じゃないようにと祈りながら、スクアーロの胸を押し離れようとする


だけどスクアーロは離してはくれなかった










「どうしてそこまでするの?」












「それは……、てめぇが好きだからだ」






スクアーロは耳まで染めながら言った 


長年待っていた言葉を















「私も好きよ、スクアーロ」


「当たり前だろぉ」





















堂々と二階からその様子を見ていたベルは一緒にいるボスに聞く。


「ねぇ、ボス結局仕事どうすんの?」



「……おまえ行ってこい。」


「えー・・・ありえねぇし」





とスクアーロがラブラブしてるので代わりにベルが仕事をしたということを後にベルから愚痴と一緒に聞かされた。



ONE WORD



((やっと、君にその一言をもらえて嬉しいよ))



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