「リナリー、知らないさ?」 「見てないわ……でもどうしたの?さっきから皆に聞いてるみたいだけど」 「ちょっとなー、ありがとな」 「ううん、見つかるといいね」 また俺は教団の中を歩きまわる。 ただ愛しい人を求めて。 「……まさか」 不意に思い付いた場所ではないかと足の進行方向を変える。 それは一番が好きそうなキミの居場所。 この教団で一番高い場所で、一番綺麗に太陽が見れるとこ。 階段が面倒だから、一旦外に出て伸で一気に屋上に向かう。 「みーっけ♪」 「ラビか、よくわかったね」 「を見つけるのは、俺にとっては簡単さー まるでかくれんぼみたいで楽しいし。」 ホントは嘘だけど、楽しいのは確か。 がどんな場所が好きとか、いろんなことが知れるから。 「しかもは一番が好きだろ?」 「あはは、よく知ってるね。そ、ここも一番だから好き。」 まだまだ闇は明けてきそうにない。 「ほら、ずっといてさみぃだろ?」 そう言って俺がしてたマフラーを巻いてやる。 そうすればは笑ってくれるんさ。 「ラビ、ありがと」 ほらな、予想通り 「どーいたしまして、ほら太陽出てきたぜ?」 「あ、ホント………綺麗。今年はラビに1番とられちゃったね。」 「そんなことないさ。同時、だろ?」 「そうだね。ラビ、今年も1番でいさせてね」 「もちろんさ。寧ろ、1番でいてくれよ?」 ------------------------------------------------------------------------------- うさーぎさん♪(何 あのマフラー(?)ってあったかいのでしょうかね? A HAPPY NEW YERA!! 今年も、よろしくお願いします! back