今日は晴天!!


特に邪魔者無し!!


これはサボり日和ね!!












 
そんな呑気な考えで授業をサボってたのよ


少し前までは…






でもこれはこれで楽しいからいいけど
 





















「…何やってるの?」



そう言って屋上に来たのは風紀委員長の雲雀恭弥






あまり(ううん、全く)良い話を聞かない人だわ!

だって気に入らないと噛み殺しちゃうのよ(いろんな意味で怖いね)
 

















でもそれで逃げるほど弱い女の子じゃない

これでも喧嘩は強いのよ?




しかもアナタの事嫌いでもないし



「ご覧の通り、サボり?」



「授業出ないの?」



「簡単で暇だもの」



そう、中学の勉強は簡単すぎてつまんない




 
それを聞いた雲雀君は気に入らないのか眉を寄せた。


君みたいな、顔の綺麗な人には似合わない仕草だね!






でも、雲雀君は何か思い付いたように、口角を上げた




「そうなの?じゃあ僕とゲームをしようか」





かなり嫌です!!絶対何か企んでるよ…この人!!






「ご、ご遠慮しますっ」



「ルールは簡単だよ。お昼まで僕から逃げ切れば君の勝ち。

もしもが勝ったら一つ言うことを聞いてあげるよ。僕が勝ったらその逆だけど。」





「ちょっと…やるなんて言ってない…」





本当に自分勝手!


流石、自称”並盛の秩序”ってところね!!









「僕のスタートは10分後だからね?学校内なら何処に逃げてもいいよ」



しょうがない、こうなったらとことん逃げてやるわ!!

私の足を甘く見て、痛い目みるといいのよ













 
昼まではあと2時間くらい。

走り続ける自信もある。




さぁ、とりあえず逃げておこう


君が2時間ちょうどで私を捕まえれるように


でも、負けてあげない。


私が勝ったら彼氏になってもらわなくちゃね


今は言ってあげない。


だって雲雀君は笑って馬鹿にするだろうから















 
始まったら直ぐに見付けてあげるよ


勝って君を恋人にするんだから


今は言えないよ


この時間すら楽しいから


でもそれを言ったらは笑って流すだろう?












 
ゲームに愛を賭けましょう
(どっちが勝っても結果は一緒じゃないの)



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