きっとキミが見ていなくても私はキミを好きになれるわ! だって恋の魔法はそんなこと関係無しにかかる魔法だもの!! 「隼人!!おはよ!」 「おっす。朝から元気だな。」 「隼人には言われたくないよ〜。」 「どういう意味だ。」 学校に行く途中でいい人見つけちゃった。 今日はなんかいい日になりそうね!! だって好きな人に朝から会えるなんてちょっと(私は大分だけど)嬉しいじゃない? 隼人がもちろん私を好きじゃないってわかってるのよ? でもね、好きなのは勝手だし、一途な恋っていうのも悪くないのよ。 「あ、十代目!!おはようございます!!」 ほら、いつもの隼人だ。 十代目っていうのはボンゴレファミリーっていうマフィアの次期ボスらしいの。 そんな大変なことを、ツナ君がやってると思うと尊敬しちゃう。 隼人はいつもツナ君の右腕になるんだ。って言って一緒にいるのよ。 もちろん私も隼人にくっついてくから、一緒に居るんだけどね。 「ご、獄寺君・・・おはよう。」 「ツナ君おはよ♪」 「おはよう、ちゃん。」 やっぱり、ツナ君は可愛いって感じで、マフィアなんか考えられないや。 隼人に言ったら怒られるかもね。 「ビアンキちゅぁーーーんっ!!」 何?一体、ツナ君の家の中で何が起こってるの? 吃驚しながらツナ君を見ると、ツナ君は苦笑いを浮かべてて、 朝から皆元気だよね。とか言っちゃってる。 え?ツナ君、結構他人事? 「あぁ、もう!」 バンッ!と音を立てて出てきた綺麗な女性。 瞬間的に隼人は背を向けるし・・・まさか、この人が隼人のお姉さん? そんな呑気なことを考えてたら続いて誰か出てきた。 何か見覚えのある人のような・・・・ 「あーーー!保険医の先生!!?」 「かわいこちゅゎーんvvv」 「ええぇぇぇぇぇっっ?!」 そうだ、シャマルとか言う人! しかも朝から抱きつこうなんて・・・嫌だ!! 衝撃にそなえて目をしっかりと瞑ったけど、一向に何も起きない。 ゆっくりと目を開けてみれば、隼人がシャマルをやっつけてた。 「ったく・・・朝っぱらからウゼェ・・・」 「あ、ありがと・・・・」 「気にすんな。」 顔を合わせようとはしないけど、少しだけキミの耳が赤くなったことから・・・ 少しは気にしてくれてる? あぁ、もう!おかげで魔法は強くなるばかり。 この魔法に12時の鐘は存在しないの。 「十代目、行きましょう!!」 「あ、うん。ちゃんも行こう?」 「はーい!」 とりあえず、キミはツナ君が大事みたいだけど・・・ 諦めないもんね!!だって一筋の恋ってかっこいいじゃない。 AMORE MAGIA (女の子はこの魔法で強くなれるの!) amore magiaは伊語で愛の魔法。(英ならlove magic) back